1. 彼(守護者)は、サマースクールの成功を聞いてとても喜んでおられます。特に、友人らの間で新たな能力を発見する手段になったという点でそう感じておられます...サマースクールは、人類の間の宝石を見出すという聖なる仕事を進めています。ショーギ・エフェンデイとここ(聖地)にいる友人らは、サマースクールに関する訓練を受けた人たちが、出身地へ戻ってその仕事を続けられるよう、望んでいます...(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、2/3/26)
2. そのような会合は、異なる地方から来る友らが、共に集まり、大業の様々な問題について見解を交換し、さらに、新しい人たちを信教の教えと精神にひきつける機会を与えてくれます。バハイの書に関する知識が深まるだけでなく、大業における和合が強まり、テイーチング活動が強化されます...ショーギ・エフェンデイは、それだけ多くの人がサマースクールで確証を受けていると聞いてとても喜んでおられます。広く行き渡る経済的な危機により生じた、わたしたちの周りに見られる苦しみを見ると、それらの絶望した人々に、安らぎと平和のメッセージを伝える努力と活動をより一層強めるべきです。それにより、バハオラが約束なさった黄金時代の到来が一刻も早められることでしょう。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、11/18/31)
3. ショーギ・エフェンデイは、サマースクールの真の目的は、友らの知識を深めることであると感じておられます。講演は、テーマに関してすばらしい全体像を示してくれるので、優れた手段です。しかし、全体像を見るだけでは十分でありません。友らは知識を深めるべきで、それは、講演と共に、同じ講演者による学習クラスやセミナーを持つことで達成できます。世界は疑いなく、大きな危機を迎えており、社会的・経済的・政治的状況は、日に日に複雑化しています。世界の人々にメッセージを伝える先頭に立ちたいのであれば、友らは、まず自分たちを教育することから始めるべきで、人々を悩ませる困難や問題がほんとうに何なのか、理解すべきです。そのような訓練を友らに提供するのが、サマースクールなのです。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、1932)
4. 守護者は、信教の恒久的な安寧には、地方バハイ共同体生活の発展が必要である、というあなたのお考えに心から同意しておられます。それが、バハイ全国共同体の成長と発展の岩盤なのです。守護者は、サマースクールに大きな重点を置くべきであると感じておられます。多くのバハイや訪問者(その友ら)がサマースクールに参加できるよう励まされるべきです。また、経費がかかりすぎなければ、その規模も組織的に拡大されるべきです。さらに、その雰囲気も、バハイ特有のものであるべきです。また、デイスカッションや学習のレベルも引き上げられるべきです。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、9/10/32)
5. これらのサマースクールのうちどれかひとつに、数日間でも参加できるよう、全ての友らが調整できたら、どんなにすばらしいでしょう。このような場は、適切な準備がなされ、興味深い内容にすれば、多くの人を引きつけることができます。そこを訪れるバハイでない方々は、サマースクールの精神に触れ、大業についての学習をする時間を持つことができます...サマースクールを訪れ、バハイのメッセージを知ってバハイになった人たちから、わたしたちは常に手紙をもらっています。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、5/1/32)
6. あなたのサマースクールについて――守護者は、この機構を設立するための努力が大いに実ったことについて、あなたにほんとうに感謝しておられます。サマースクールがもたらすテイーチング活動の価値は、英国にとって計り知れません...それで、守護者は、知的そして精神的標準を引き上げるための努力においてを粘り強く続けること、また、友ら、そしてバハイ外の一般社会における信教の信望を高めることを全ての信者に強く勧めておられます。サマースクールという機構は、あらゆるテイーチング・キェンペーンの重要不可欠な部分を成します。したがって、テイーチング計画や活動において、当然重要視されなくてはなりません。それは、バハイでない方々が大業にひきつけるように組織化されるべきです。また、テイーチング活動の効果的な手段となるべきです。さらに、それは、講演やデイスカッション、集中的で親密な共同体生活を通して、信者自身が、教えの知識を深める機会も与えなくてはなりません。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、10/17/36)
7. 今年、あなた方の会合に多数の参加者がいたということ、また、そのプログラムも極力、多様で興味深いものであったことを知って守護者は、とても満足しておられます。また、あらゆるバハイ・サマースクールがそうあるべきように、精神性・学習・レクリエーションの三要素が組み合わせられていたということにも、満足しておられます。このように三つの要素が調和よく組み合わせられて初めて、サマースクールという機構は、最大限の益を生じることができます。また、知識を深め、熱意をさらに刺激し、あらゆるバハイ共同体内の信者間の同胞精神を育むこともできるのです。
今年のサマースクールが終えた時には、その参加者の全員が、知的にも精神的にもたくさんのものを吸収し、熱意を新たにし、地方共同体へ戻った時には、同胞の信者らが崇敬し、うらやむほどの決意と熱意を持って活動に取り組むこと、そして、われらが敬慕する大業にさらに献身的に奉仕するよう、同胞信者を刺激するという望みを守護者は抱いておられます。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、8/15/38)
8. サマースクールへの出席がよかったこと、また、特に若い信者の参加率がよかったと聞いて、守護者はとても喜んでおられます。彼が現在最も必要不可欠と感じておられるのは、サマースクールを毎年、定期的に開催できるよう、NSAが調整を図ることです。それにより、サマースクールは、信教普及のための、また布教者の教育と訓練の効果的で、ますます重要な手段となるでしょう。また、守護者は、この機構が拡大し、あなた方が抱いている高遠な目標を達成することを熱烈に希望しておられます。時が熟せば、サマースクールをさらに一つか二つ、またはそれ以上設立する可能性について、NSAが考慮することも好ましいです。これにより、経済的に遠距離を旅することが困難な友らが、これらの初期のバハイ学習機構から益を得るということを可能にできるのです。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、12/1/38)
9. その共同体は、他に類を見ない先見力、組織力、熱意を示し、その領土内の至る所に、これらの初期段階の学校(サマースクール)を設立しました。それは、時が経つにつれ、強力なバハイ学習機構となるでしょう。また、テイーチングの力の強化と拡大を可能にする豊かな土壌を提供します。(ショーギ・エフェンデイによる手紙より、12/25/38)
10. これからは、あなたがルーヘレン校、または米国内で機能しているあと二つのサマースクールどちらかで、全てのセッションに定期的に出席されることを守護者は望んでおられます。これらのバハイ学習機構に忠実に参加することは、バハイの布教者になる可能性のある人たちすべてにとって、最高の準備の場となります。また、全ての信者によってもそういう場として心から歓迎されるべきです。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、8/22/39)
11. あなたの熱心で賢い努力のお陰で、また、友らの愛情ある援助と協力のお陰で、ルーヘレン農場が着実に進歩を遂げ、あらゆるバハイ・サマースクールの目標となるべき、創り出し、維持し、強化するという、理想的な状態にますますと近づいています。守護者は、この発展について、とても喜んでおられます。その理想とは、参加者の間の精神的かつ社会的な意味での密接な交わりや親睦、大業の歴史や原則や教えに関する知的訓練、そして守護者ご自身が「聖なる正義の到来」で分類し、説明なさった道徳的な行動原則の日常生活への応用を指します。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、8/24/39)
12. 「行政秩序」の進歩の要因として、同等に重要なのは、バハイ・サマースクールの機構――特に米国のそれ――の目覚しい発展です。サマースクールでは、バハイ特有の雰囲気で、同胞の精神を養い、バハイの教育者に必要な訓練を施し、心境の歴史と教えの学習の場を提供し、他の宗教との関連性や一般社会との関連性についての理解を深めるという目的害とされています。(ショーギ・エフェンデイ、1944)
13. 人々を信教へもたらすだけでは不十分です。信仰の宣言をしたら、彼らを教育し、信教への愛を育ませ、その教えの知識を深めなければなりません。バハイの数は少なく、特に活発なバハイ教育者の数は少ないので、まだたくさんの仕事が残っています。残念ながら、新しい信者の教育はなおざりにされています。結果として、あなたが最近見られたように、脱退などが起きているのです。この点で、サマースクールは、新しいバハイも古いバハイも同様に、最大の助けとなりえます。サマースクールでは、学習をし、バハイの同胞との関係を楽しむことができます。後者は、残念ながら、地元の共同体では通常、人数が少ないため、欠けています。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、7/18/57)
組織14.バハイ・サマースクールは、友らの必要とするものを満たすために、アメリカで最初に創設されました。そして世界中の他のバハイ共同体でも採用されたのです。しかし、「サマースクール」と呼ぶべきであるという理由はありません。その名称に厳格な根拠はなく、単に描写的なものです。守護者は、あなた方のサマースクールの業務が、便利に位置する地方行政会で直接管理されることはできるけれども、全国精神行政会の直接の管轄下に置いたままにしておくべきであると感じておられます。サマースクールはその性格上、地方に限定されるものではなく、全国的なものだからです。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、12/26/41)
15.サマースクール全般に関して――任命された特別な委員会が、その直接の管理を行うことには異議はありませんが、のためにポリシーなどに関しては、NSAが通常、指揮しなければなりません。つまり、地方に限定される機構ではなく、「全国の」機構として見なされるべきです。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、4/18/42)
16.米国のバハイ・サマースクールは、イエリンブールと同じように、当初は、インフォーマルに設立されました。その土地に住んでいた人たちの所有物だった(現在でもその一部は個人所有です)のですが、NSAが任命した委員会で管理されています。その委員会のメンバーには、通常、礼儀と配慮から、土地の所有者が含まれています。アメリカの友らは、もっと多くのサマースクールを作りたいと思っていますが、守護者は、その数を増やすことを許可なさっていません。それは、信者のエネルギーと基金とを分散させてしまい、現存するサマースクールをも弱めてしまいうるからです。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、5/13/45)
17.(電報略)18.サマースクールに関するあなた方のご質問について――この目的のために土地を借りたり、購入したりするべきという理由はありません。サマースクールは、宿泊ができる適切な場所であれば、どこでも実施できますし、セッションのためには部屋を借りることができます。英国では、このやり方で長年実施し、成功を収めています。スクールを実施するには簡単で経済的なやり方です。スクールの主な目的は、教えに関する友らの知識を深め、バハイとして互いに深く交わり、出席する探求者らの確信を深めることです。スクールは、冬や他の時期にも実施することができます。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、6/30/57)
コース及び運営19....彼は、これらのサマースクールが、友らの知識と理解を深め、奮闘しかつ希望を失ってしまった世界の人々に信教の教えを広めるのを可能にしてくれると信じておられます。
友らが学習し、デイスカッションする主題は広範囲に及び、大業の重要な局面を含んでいます。そのような計画は、疑いなく、信教の根本に関する幅広く健全な知識を与えてくれるでしょう。しかし、バハイ行政機構の指導原理と大業の歴史を特に強調する必要があります。なぜなら、この二つの点に関して、信者の大部分が十分に知らされていないからです。したがって、サマースクールは、信仰の根底となる部分を強化し、今日のバハイ行政的システムの基本をよく理解するための格好の機会なのです。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、8/5/32)
20.信教の様々な部分と同時に、特定のコースも取り上げられるべきです。また、それらは、学習者が、サマースクール後に家に帰ってからも各人、学習できるような工夫をして提供されるべきです。なぜなら、2、3日で全てを学ぶのはできないからです。常に、大業について学習する習慣を身につけることも教えられる必要があります。神の「言葉」を読めば読むほど、そこに収められる真理が明かされるからです。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、11/24/32)
21.全てのバハイ・サマースクールの基本的な目的は、洋の東西を問わず、行政機構の基本について十分に理解し、大業の能率的で有能な促進者になる機会を与えることです。これは、単に学習を通してだけではなく、様々なバハイ活動に全面的かつ活発に協力し合うことを通してなされるべきです。したがって、行政機構に関する学習は、あらゆるバハイ・サマースクールの不可欠な要素です。その特別な重要性は、今日のあらゆる信者が、信教の社会的原則や法について、より深く理解することで悟ることができます。大業がその発展における最も困難な時期のいくつかを通過している今こそ、友らは、行政機構の知識を身につける必要があるのです。それで、守護者は、今後全てのサマースクールで、この重要不可欠な点について再び強調して欲しいと思っておられます。そすることにより、この方面でのあなた方の努力が効果を発し、成功を収めることでしょう。
(守護者の肉筆で)来年はぜひ、バハイ行政機構のニーズ、原理、目的及び「夜明けを告げる人々」に焦点を当てられることをお勧めします。あなたの国の大業ではまだ形成期にあります。そこでは、先見性と能力と理解力のある男女を必要としています。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、9/25/33)
22.彼は、来年の夏の集まりでは、行政機構の教え、特に外部世界との関係性についての学習を引き続き強調されるべきであると感じておられます。そうすることにより、バハイでない方のサマースクール出席者に、バハオラの世界秩序の性質と特徴と世界規模の重要性について印象づけることができるようにすべきです。行政機構の学習は、あらゆるバハイ・サマースクールの重要不可欠で、恒久的な部分を成すものと見なされるべきです。なぜなら、世界中のバハイ活動の効力と継続的な拡大は、最終的には、信者全体が、行政機構を徹底的かつ理知的に理解できることに依存するからです。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、11/6/34)
23.来年のサマースクールの計画に関して、守護者は、コーランの徹底的な学習を強く勧めておられます。なぜなら、この聖典に関する知識は、バハオラの聖典を十分に理解し、理知的に読みたいと思う信者には絶対不可欠なものだからです。現在、西洋のバハイの中には、そのようなコースを提供できる人はほとんどいませんが、有能な教師がいないこと自体、信者たちに、イスラム教の聖典についてもっと知りたいという意欲をわかせ、刺激すべきです。こうして、イスラム教を学習する信者を指導できるくらいまでイスラムの教えに精通した顕著なバハイが徐々に現れることでしょう。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、12/2/35)
24.来年のサマースクールの学習コースについて――守護者は、これまでと同じ科目、つまり、行政秩序とイスラム教を取り上げることを望んでおられます。しかし、これらは、あらゆる局面について詳細に、かつ集中的に学習するべきであると感じておられます。学習の標準をあげる努力がなされるべきです。学習者が、教養ある一般の人々に、大業について適切に説明できるようになるくらい徹底的に大業について知るようにすべきです。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、11/8/37)
25.人格形成のコースは...守護者は特に重要であり、当然強調され、サマースクールに出席する、特に若い信者たちにより、注意深くかつ徹底的に学習されるべきであるとお考えです。バハイとしての行動規範は、守護者ご自身が、「聖なる正義の到来」という最後の全般的書簡で述べておられます。あらゆる忠実で誠実な信者は、その行動規範を守り、促進するのが最高の義務です。また、真剣に学習し、それについて瞑想することが必要です。さらに、米国における3つのサマースクールで、今年のプログラムの中心的テーマを成すべきです。
サマースクールの目的は、教えに関する知識を伝えるだけでなく、大業の理想とするものを、建設的で精神的な生活における日々の行動へと変換していくのを可能にする精神を、出席する人全ての心に吹き込むことです。したがって、今年のプログラムが、バハイ道徳の学習に主な焦点が置かれ、また、理論的な部分だけでなく、何よりもまず、バハイ共同体生活における現在のニーズと必要条件は何かということに関連づけて行われることは、まことに適切なことであります。
守護者の「聖なる正義の到来」で述べられている、この重要なバハイ倫理に関する原則と方法は、サマースクールのクラスに参加する全ての学習者や友人にとって貴重なインスピレーションそして導きとなるべきです。また、それらは、バハオラの世界秩序における市民としての特権のありがたさをよりよく理解し、また、その市民としての責任をより十分に果たすための準備となるべきものです。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、5/20/39)
26.バハイ・カリキュラムというのはまだありませんし、このテーマに関してのみ書かれたバハイの文献もありません。バハオラとアブドル・バハの教えは、具体的で詳細な教育制度を提供しているわけではないからです。むしろ、将来のバハイの教育者たちが教育カリキュラムを開発するときにガイダンスとなる基本的原則や理想論を提供しています。そのような教育カリキュラムは、将来、バハイの教えの精神と完全に調和して、現代の必要条件やニーズを満たすでしょう。
これらの基本原則は大業の聖典の中にあり、それらは注意深く学習され、徐々に大学や学校のプログラムに導入されていくべきです。しかし、大業により正式に認められ、バハイ世界で実施される教育制度の開発は、現在の信者の世代では明らかに出来ないことであり、将来のバハイの学者や教育者により徐々に達成されるべきものです。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、6/7/39)
27.彼は...いくつかのコースが十分にバハイの性質でないと感じておられます。それれは、特殊な技能という不必要な学習に参加者を引きずっていくと感じておられます。歴史や心理学などは、人の知を訓練し、他者との接触で役に立つものであります。しかしそれらは、バハイ・サマースクールで大部分のバハイの人たちが過ごせる限られた時間という視点から考えると、時間の無駄であります。
友らは、教えの理解を深めること、特に、「世界聖戦」の目標に関してすでになされたこと、これからなされるべきことについての学習に専念すべきです。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、5/11/54)
28.彼は、「バハイ信教の視点から見た現代社会の出来事」や「バハイ信教と近代科学」などのテーマでの学習に時間を使わなければ使わないほど、良いとお考えです。資格のある講演者が、これらのテーマについて、夜の部で一度話をする分には害はありませんが、あまり時間を費やすべきでないとお考えです。理由は、単に、それらのテーマについてあまり語ることがないからです。バハイは科学者ではないので、バハイ信教と近代科学の関係について詳しくことはできません。また、「バハイ信教の視点から見た現代社会の出来事」も同じように、簡潔に取り上げることが出来るテーマです。
現時点では、世界中のバハイスクールがなすべき最も重要なことは、バハイの出席者に、パイオニアの目標を満たしたり、国内の強化活動をしたりすること――それは、毎年強まるどころか、弱まっていますが――の重要性を印象付けるだけでなく、「分散することの必要性」を各地の友らに伝えることだと、彼は感じておられます...
バハイの人たちは、アメリカ文明ではなく、世界的な秩序に属していることを理解すべきです。彼らは、サマースクールを、信教についてはほんの少ししか学ばない快適な休暇期間にするのではなく、生活や思考においてバハイの雰囲気を、サマースクールにもたらすように努力すべきなのです。(ショーギ・エフェンデイの代理による手紙より、5/23/54)
29.バハイの聖典と信教の初期の歴史の徹底的な学習、イスラム教の教えと歴史の体系的なコース、人種間の調和を促進する大会、参加者にバハイ行政秩序のプロセスになれさせる実習的なコース、ユースや子ども専用の特別のプログラム、演説に関するクラス、比較宗教に関する講義、信教の様々な局面に関するグループ・デイスカッション、テイーチングに関するクラス、図書室の設置、バハイ倫理のコース、ラテン・アメリカに関するコース、ウインタースクールの導入、フォーラムや祈りの会、演劇や展示、ピクニックや他のレクリエーション活動、――これらを通して、バハイもバハイでない方も参加できるこれらのスクールは、ペルシャやイギリス諸島、ドイツやオーストラリア、ニュージーランドやインドやイラクやエジプトのバハイ共同体に模範を示し、また、それらの共同体が、将来バハイの大学へと発展するべき学習機構を設立するための最初の行動を取らせるという刺激を与えました。(ショーギ・エフェンデイ、1944)
大衆にテイーチングし、少数民族をひきつける30.サマースクールは、特に有色人種の人々をひきつけるすばらしい環境を提供してくれます。そのような交わりを通して、偏見は徐々に除去され、アブドル・バハの心からの願いが実現するでしょう。守護者は、地方および全国の行政会が直面するこの神聖なる義務の重要性と緊急性は、過大評価できないと感じておられます。(ショーギ・エフェンデイの代理により、米国・カナダ全国行政会にあてられた手紙より、1936年7月28日付)
31.あなたは、ダヴィソンとその近隣地域のグループやクラブは信教に対して友好的であり、同情を示していると感じておられます。守護者は、それらのグループやクラブを、ルーヘレン・サマースクールの一部の会合に招待するというアイデアを歓迎しておられます。彼は、あなたのこの考えが、これらの地方でのテイーチング活動のさらなる活性化につながるよう、祈っておられます。(ショーギ・エフェンデイの代理により、個人信者にあてられた手紙より、1939年1月27日付)
32.彼は、あなた方の委員会が、サマースクールの知的かつ精神的水準をあげ、それを信者だけでなく特にバハイでない方々に魅力的な場となす努力を続けられるよう、望んでおられます。まことに、そのテイーチングという価値こそ強調すべき点です。友らが提供するコースや講義や活動全般は、外部の人々を大業にひきつけるように企画されるべきです。サマースクールは、メッセージを伝える格好の場です。バハイでない方々は、信者たちと日々交わることにより、大業が、世の人々への最善で最高の奉仕を施すことに専念した、活発で躍動的な共同体として機能しているところを見ることが出来るのです。講義は、「新世界秩序」の根底を成す原則を、バハイでない方々に知らせます。そして、信者たちの社交的な場への参加では、それらの原則がどのように実践されているかを見ることを可能にするのです。
サマースクールのこの部分が、守護者が、委員会に強調してもらいたいと感じておられる点です。それにより、テイーチング活動は強力な弾みをつけることを確信しておられます。
コースに関しては、イスラム教の歴史と教え、特にイスラム教とバハイ信教との関連性に強調点を置くことを続けるよう、奨励なさいます。(ショーギ・エフェンデイの代理により、米国中西部州バハイ・サマースクール委員会にあてられた手紙より、1936年10月14日付)
33.あなた方の「バハイ教育冬季講座」が大成功したことを聞いて、彼はとても喜んでおられます。そのような進歩的な活動は、特に、バハイでない地方の方々と協力して実行される時は、大きな益があり、信者自身の知識を拡大するだけでなく、信教を一般の人々に、優れた方法で紹介できるのです。(ショーギ・エフェンデイの代理により、米国アリゾナ州フィニックスのLSAにあてられた手紙より、1949年2月9日付)
ユース活動34.バハオラの教えを若い人たちの間に広めることは、信教にとって非常に重要なことです。なぜならば、われらが敬慕する師の大業が将来、北米大陸全体に広がるのは、若者の活動を通して実現するからです。この運動の進歩の全責任は、彼らの肩の上にあります。師がわれわれの前に照らしてくださった導きの光で彼らの心を啓発し、彼らの精神性を育むことが、我々の義務であります。これらの学生たちの間で高まっている関心や同情心ある理解が高まっていることを聞いて守護者は喜んでおられました。あなたたちが毎年、若者の活動を広げ、教えを広めたいという彼らの誠実な努力を報う新たな機会を与えられるよう、彼は望んでおられます。
(守護者の肉筆による追伸)来年は、信教の初期の歴史と根本原則の体系的な学習、演説、大業の様々な局面に関するデイスカッション――正式な場と日正式な場の両方で--に焦点を当てる必要性を強調したいと思います。大業がその国で確立されるためには、これらの事柄を学習することが、これから現れるバハイ世代が従事すべき集中テイーチング・キャンペーンの必須条件であると考えます。その目標達成のためにあなた方の努力が報われますように!(ショーギ・エフェンデイの代理により、ある二人の信者にあてられた手紙より、1932年11月2日付)
35.守護者は、あなたが、公での活発なテイーチングにもっと時間をあてることを望んでおられます。そのためには、できれば、ガイザービル・サマースクールでのセッションや話し合いに参加されることを強くお勧めになられます。そうすることにより、教えの知識を深められるだけでなく、教えを公で伝えるために必要な訓練も受けることができるからです。あらゆる若いバハイの熱望は、しっかりとした知識を持った、有能な布教者になることであるべきです。まさにこの目的のために、バハイ・サマースクールという機構が確立され、守護者がその重要性をそれほど強く、かつ繰り返し強調なさったのです。(ショーギ・エフェンデイの代理からある信者にあてられた手紙より、1935年6月21日付)
36.テイーチングの義務は、基本的に若い信者たちの責任です。したがって、彼らの訓練は、彼らの有能な布教者にするという方向へ焦点をあてられるべきです。だからこそ、バハイ・サマースクールは、多くの若い信者たちが参加すべきなのです。またサマースクールは、将来のバハイの大学の基盤となるものであるのです。守護者は、あなた方のグループのメンバーが全員、米国に存在するサマースクールのうち、最低ひとつに参加できるよう最善を尽くすことを強くお勧めです。夏の間、海外を旅行する若者は、ドイツのエスリンゲン・バハイ・サマースクールに参加することが可能です。(ショーギ・エフェンデイの代理から、米国のユース・グループにあてられた手紙より、5月15日付)
37.守護者がバハイ・サマースクールという機構を繰り返し強調しておられたことを思い出してください。この機構はこれから布教者やパイオニアになる人たちの準備と訓練の場であり、また、バハイ共同体を構成する様々な人々が交流し、親睦を深める場でもあります。ルーヘレン・ランチはバハイユースに特別で抵抗しがたい魅力を与えており、そこで提供されるセッションには多くの若者が頻繁に参加しています。ユースは、サマースクールが将来のバハイの大学に発展することに関して、特別な責任があります。やがてバハイの大学に発展していくということは、あらゆるバハイ・サマースクールの目標であるべきです。(ショーギ・エフェンデイの代理からルーヘレン・スクールにあてられた手紙より、1939年7月29日付)
38.守護者にお尋ねになられた質問について――ダンスを禁じる教えはありません。また、サマースクールでダンスを取り入れるなどの点については、担当する委員会や行政会に任せられています。(ショーギ・エフェンデイの代理から、ある信者にあてられた手紙より、1947年2月24日付)
パイオニア活動39.パイオニアになる予定の人たち全てに、スペイン語を完全にマスターするだけでなく、これらのラテンアメリカの国々の人々の歴史や習慣、社会的・宗教的背景などについてできる限り学ぶための最大限の機会を提供することが、中南米テイーチング・キャンペーンを担当する機関の主な目標であるべきです。サマースクールの主な目的のひとつは、友らが有能で優れた布教者になれるよう訓練し、準備させることですが、中南米へのパイオニア予定者養成所に発展する可能性が十分にあります。したがって、これらの三つのサマースクール委員会がスペイン語講座を始めたり、スペイン語圏でのテイーチングに役に立つと思われるテーマのコースを提供するならば、非常に時を得ていると言えましょう。(ショーギ・エフェンデイの代理から、ある信者にあてられた手紙より、1939年7月29日付)
40.あなたが今年、ガイザービルのサマースクールに参加できたと聞いて、守護者はとても喜んでおられました。なぜなら、これらの機構は、友らにとって最も役に立つものであり、しばしば孤独なパイオニアの活動を新たな熱意で続けるための刺激を与えてくれるからです。(ショーギ・エフェンデイの代理から、ある信者にあてられた手紙より、1941年11月22日付)
41.もし個人的な状況が許せば、パイオニアの人々は、イギリスまたはドイツのバハイ・サマースクールのどちらかに参加する機会を失わないようにすべきです。なぜならば、これらの機構との関係を持つことは、彼らの義務の遂行に役立つだけでなく、時が熟せば、欧州布教委員会の指導の下で同じような機構を設立することができるからです。そのような機構は、将来の行政会が、各国で設立するサマースクールの先駆者となるものです。(ショーギ・エフェンデイ、「信仰の砦:アメリカへのメッセージ1947-1957年」、1947年6月5日付の手紙より)
未来展望42.ショーギ・エフェンデイは、あなた方のサマースクールがますますと発展し、メッセージを広める重要な場となるように願っておられます。あなた方は、その知的・精神的標準を引き上げ、将来、西洋で最先端を走るバハイ大学のひとつへと成長するための道を敷くよう努力するべきです。大業の教えと歴史の徹底的な学習をかなり強調すべきであり、特に行政機構の性質と基礎と特色には注目するべきです。(ショーギ・エフェンデイの代理から、ドイツ、エスリンゲンの友らにあてられた手紙より、1933年10月1日付)
43.サマースクールが全国的な重要性を帯び始め、友らがますますとそれに参加し、共同体全体の生活に大いに価値のあることを理解しつつあると聞いて、守護者はとても喜んでおられました。インドのような国では、友らがそれを十分にサポートし、完全な献身と熱意でテイーチング・キャンペーンを実行するならば、それは最初の恒久的バハイ学習機構に成長するかもしれません。その国では多数の新しいバハイが生まれてきているので、時と共にその機構がバハイ大学へと発展するのは困難なことではないでしょう。(ショーギ・エフェンデイの代理から、インド・ビルマ全国精神行政会にあてられた手紙より、1942年1月10日付)
テイーチング・インステイチュート44.テイーチング・インステイチュートとは、基本的には、友らがテイーチング活動に積極的に参加できるよう、彼らの知識を深めることを目標とした活動を指します。ある国々では、地方のバハイセンターや、あるいは借り部屋などでの活動として続けられるかもしれません。ほとんどのサマースクールではそうしています。しかし、他の国々、特に大衆布教をしている地域では、手ごろな大きさの建物であるかもしれません。それは村落地方で取得したものか、あるいは建築したものかもしれません。そのような場所では、信者の大部分が都会ではなく、村落に住んでいますので、参加する人たちの交通費を浮かせようとしているのです。(万国正義院から、全ての全国精神行政会にあてられた手紙より、1964年5月14日付)
45.教材は前もって準備され、容易な言語で提供され、土地の言葉に翻訳されていなくてはなりません...
通常取り扱われるテーマは、バハイの歴史、法と教え、行政秩序です。特に、バハイとしての生活、テイーチングの重要性、お祈り、断食、19日毎のフィースト、バハイの選挙、献金を強調します。(万国正義院から、グアテマラ全国精神行政会にあてられた手紙に同封された「テイーチング・インステイチュート運営に関する提案」より、1964年12月24日付)
46.私たちは、インステイチュートに関する計画書を読んで喜んでおります。しかし、コースを修了した人たちに証書を出すのは適切でないと感じます。その代わりに、もしあなた方が適切であると感じ、お金に余裕があれば、コース修了者には適切な言葉を記して、バハイのパンフレットや書物を贈呈してはいかがでしょう。(万国正義院から、インド洋全国精神行政会にあてられた手紙より、1965年7月14日付)
47.あなた方はインステチュートの参加者に修了証書を与えるつもりでおられることに気づきました。インステイチュートに献身的に参加することを認識したいという気持ちはとても賞賛さるべきものです。しかし、今後は、修了証書よりも、むしろ、書籍などの贈り物を贈呈することの方が好ましいと感じます。世界の他の地域での経験上、そのような証書は時々、受領者により悪用されることがあるということを知っています。それで、証書を与えることはお勧めいたしません。(万国正義院からグアテマラ全国精神行政会にあてられた手紙より、1965年10月27日)
48.テイーチング・インステイチュートの活動は、ハジラトウル・クーズで必要な限り続けることができます。しかし、やがては別の場所にテイーチング・インステイチュートの場所を取得するという目標も忘れてはなりません。(万国正義院からビルバート・エリス諸島全国精神行政会にあてられた手紙より、1968年1月22日)
49.わたしたちは、あなたが大業に奉仕したいという願いをとてもありがたく思っております。同時に、大業の翼成者に敬意を示し、もっと実用的な計画があなたのお気に召さないかと思っております。たとえば、村落にバハイの教師を確保するための基金を設けることができます。そのような教師は、読み書きを教えるだけでなく、信教の教えを伝えることもできます。わたしたちは、テイーチング・インステイチュートを設立する全国精神行政会には、現時点では、それは機能そのものを指すのであり、必ずしも建物があるわけではないことを常に強調しております。また、多くの教師が援助を受けられるならば、そのような教育活動が追求できる地域がたくさんあります。しかし他方では、あなたの寄贈の元金がどれくらいなのか、わたしたちはわかりませんので、子どもだけでなく大人のための識字クラスも実施できる、非常に簡素な学校で、あなたの目的を達せるのではないかと考えます。(万国正義院からある信者にあてられた手紙より、1971年4月18日)
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